
レンタルサーバーのサービスに不満があって乗り換えようと考えている方は、ドメイン(ホームページのアドレス)が変わってしまうかもしれないと不安に感じているかもしれません。こちらではレンタルサーバーを乗り換えたとしても、ドメインは決して変わらないことを分かりやすく説明するので安心したい方は参考にしてください。
ドメインは何度でも使える

レンタルサーバーでホームページを公開するためには、ドメインを設定する必要があります。もしかすると、一度設定をすれば、そのレンタルサーバーでしかドメインを使えないと考えているかもしれません。しかし、ドメインは使い捨てではないため、古いところから新しいレンタルサーバーに移管することによって以前と同じように使用可能です。
これはどこのレンタルサーバーのサービスでも行われていることなので安心しましょう。
ただ、設定できるドメインの数はサービスによって異なるので、気をつけなければいけないケースがあります。例えば、現在のところがドメインを10個設定できるとします。乗り換え先のレンタルサーバーが5個しか設定できないのでは、ドメインがあったとしても公開できないホームページがでてきてしまうのです。
それではせっかくのホームページが無駄になってしまうので設定数には注意しましょう。
移管には作業が必要

移管は新しくドメインを設定するよりも面倒な作業が必要になります。ただし、レンタルサーバーのサービスではマニュアルを用意してくれていて、そちらで移管方法が分かりやすく説明されています。ホームページを自分で公開できるほどの知識があれば、マニュアルを読み解いての移管作業はそれほど難しいとは感じないでしょう。
どうしても分からないときは、チャットやメールにてサポートを受けられます。移管手順のどの部分で躓いたのかを話せば、解決策を教えてくれるので頼ってみましょう。ちなみに、移管は作業後すぐに終わるわけではありません。
しばらく時間がかかるので(どのくらいかかるのかはマニュアルをチェック)、都合のよいタイミングを選んで新しいレンタルサーバーへと移りましょう。タイミングを間違ってしまうと、ホームページへの訪問者がコンテンツを閲覧できない期間が多くできてしまいます。
ドメインの契約切れには注意しよう
レンタルサーバーとの契約が残っていたとしても、ドメインの契約が切れてしまうと、現在使っているものが利用できなくなってしまいます。もしも、ドメインが使えなくなることを心配しているなら、いつの間にか契約切れにならないように気をつけましょう。
ただ、契約期間が勝手に終わらないようにする方法はとても簡単です。ドメインのサービスを提供してくれるところには、間違いなく自動更新機能が用意されているからです。自動更新機能を使う方法はサービスによって異なりますが、基本的には支払いページに設定方法が用意されています。
そちらにて自動更新をONにすれば、更新のタイミングで手続きを勝手にやってくれるため、こちら側で何もやらずとも契約が続くようになります。なお、クレジットカードを使っている場合は、それの使用期限には気をつけるようにしましょう。
クレジットカードは、セキュリティの関係上一定の期間で新しいものに交換することになります。交換したときは、新しいクレジットカードの情報をサービスに登録しなければいけません。そうしなければ、自動更新のタイミングで支払いにエラーが出て、手続きが完了することはないです。
もちろん、手続きが終わらなければ契約が終了するので、ドメインを手放してしまう結果になるかもしれません。大切なホームページを守るためにも、いつでもきちんと料金を支払えるように設定しておきましょう。
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ドメインが切れてしまったら
何かしらの理由でドメインの契約が切れてしまうこともあるでしょう。そのときは、ホームページがなくなるわけではないです。データはきちんとレンタルサーバーに残っているため、新たにドメインを取得して割り当ててやればホームページを復活できます。
設定を少しいじるだけなので簡単に行えて、レンタルサーバーサービスへの料金が発生することもないです。もちろん、新たに割り当てる方法はレンタルサーバーのマニュアルに掲載されているので、初めてやる方でも問題ないです。
ただし、ドメインが変わるということはホームページのトップはもちろん、各コンテンツのアドレスも変更しなければいけません。もしも、アドレスを指定したリンクを張って各コンテンツに飛ぶようにしているなら、変更にかなりの手間がかかってしまいます。
少しでも変更ミスがあると、誰からもアクセスしてもらえないコンテンツが存在することになるので気をつけましょう。変更作業が終わったあとは前と同じようにホームページが使えるのか確認することを強くおすすめします。
ちなみに、契約切れに気がついたタイミングが早ければ、まったく同じドメインを再取得できる可能性があります。それはまだ誰かに取得されていない状態であれば、同じものを取ることが可能になっているからです。同じものを取った方がメリットが大きいので、利用可能かどうかドメイン取得サービスにて検索してみましょう。
運良く同じものを取れたときは、自動更新や支払い方法の確認など、今度は切れないように予防をしっかりとやることが大切です。
ホームページの内容を移動する方が大変
レンタルサーバーの乗り換えをしたいときは、ホームページの内容を移動しなければいけないことにも注意しましょう。どちらかというとドメイン移管よりも、ホームページの内容を移動させる方が難しいケースもあります。
数ページなど、コンテンツの量が少なければとても楽な作業となります。しかし、コンテンツの量が多ければ多いほど移動させなければいけないデータが増えてしまうので、きちんと終了させられないこともあるのです。最悪、データ破損からホームページの消失という状況になる可能性もあります。
そのため、すべてのバックアップを取り、アクシデントにきちんと備えた上で新しいレンタルサーバーへのアップロード作業を進めましょう。
ドメインを失わないようにしよう
レンタルサーバーの契約とドメインの契約はまったく別のものです。従って、レンタルサーバーの契約がどのような状況にあってもドメインとは関係ないので、乗り換えにて失うことはありません。
失うときはドメインの方の契約で何かしらの失敗があったときです。そうならないための予防方法はいくつもあるので、しっかりと実行して財産であるドメインを守るようにしましょう。